引き続き、暑い夏におススメ、
涼しくなる!?ヨガの呼吸法を3つご紹介します。

今日はその中の2つめ、「シートカーリー呼吸法」です。
暑い国インドで生まれた体を冷やす呼吸法です。

「シートカーリー」は「シー」と音を出すという意味。

その1でご紹介した「シータリー」は舌先を
ストローみたいに丸めますが、それができない方は
「シートカーリー」の方がやりやすいかもしれません。

★やってみましょう

1.リラックスした楽な姿勢で座ります。

2.舌を上に巻き込んで、巻き込んだ舌先を上あごにつけるようにする。
巻き込まれた舌の両サイドと、上下の歯の付け根の間に隙間をつくる。

3.その口の中にできた左右の隙間から「シュー」と音を立てて、ゆっくりと息を吸い込みます。
吸い込まれた冷たい空気が口の中に広がり、気管から肺へと入っていくのを感じましょう。

4.吸いきったら舌を戻して口を閉じ、1~2秒息を止めます。

5.鼻から暖かい空気が出ていくのを感じながら、ゆっくり息を吐きます。

これを5回~10回くらい繰り返します。

この呼吸法も「シータリー」同様に
・体を冷やす
・血液を浄化する
・のどの渇きを抑える
・消化不良を改善する
・慢性皮膚疾患を改善する

3つの冷却呼吸法の中で「シートカーリー」は高血圧症に効果的とのこと。
ぜひお試しください♪

※心臓疾患のある方や妊娠中の方は4.息を止めるは抜かしてください。
風邪のひき始めやノドを痛めているときはやらない方がいいのでご注意を!

★伝統ヨガの聖典より
「シーという音とともに口から息を吸い、鼻から息を吐く。
この調気法を行じることで行者は第二の天使(カーマデーヴァ)になる」
(ハタヨーガ・プラディピカー第2章54節)